採用代行のプロに聞く「中小企業の採用で重要な2つのポイント」

新型コロナウイルスの影響も落ち着きを見せる中で、採用市場は売り手市場の様相を見せつつあります。
コロナ禍を境に、今までの採用手法ではなかなか人が集まらないなど、特に中小企業の経営者は採用課題を多く感じているのではないでしょうか。

今回は、採用代行(RPO)サービス「JOB-AD(ジョブアド)」で200社以上のクライアントを支援する、スマートリクルーティング株式会社取締役大野真己氏に中小企業が採用する上での重要なポイントを話していただきました。

大野真己氏へのインタビュー

どのような経緯で今のお仕事に携わるようになりましたか?

大野氏

元々は介護業界で3年ほど介護職員として働き、その後ベンチャー企業で8年ほど働いていました。そのベンチャー企業では新規事業の立ち上げ、人事や採用に係る仕事を一通り経験しました。

その後はITエンジニア特化の採用やシステムエンジニアリングサービス事業の経験などを経て、採用領域での支援に改善の可能性を感じ、今の採用代行サービス(RPO)事業への参画に至ります。

どのようなクライアントから相談を受けることが多いですか?

大野氏

業種は多種多様ですが、中小企業のクライアントからお問い合わせをいただくことが一番多いですね。

お悩みの内容としては「今までのやり方では採用が出来なくなっている」という相談がよく寄せられます。
理由としては、やはり新型コロナウイルスの蔓延を境に採用手法が変化してきていることが挙げられます。
今まで中小企業、特に地方の中小企業様はハローワークに出していればある一定の採用数は取れていましたが、コロナ禍を境に全く集まらなくなったと悩んでおられる方がとても多くいらっしゃいます。

そもそもとして日本における労働人口は減少傾向にあるなかで、今まで採用に関してはハローワークに求人を出せば何とか集まった。それが集まらなくなったから大手の手掛ける求人媒体に募集を出せば集まるだろうという見立てはいまや通用しなくなってきています。

では、従来の採用活動が通用しない今、中小企業はどのように採用すればよいのでしょうか?

大野氏

まず重要なことは会社としてどのような方を採用したいのか明確にすることです。
今は年齢・職種・地域など、採用したい人の様々な属性に合せて特化している媒体があります。数多ある採用媒体で適切なものを選定する上で、どのような人を採用したいのか、採用するためにはどのくらいの費用が必要なのかをしっかりと自分たちで考えるところから着手していくことが大切です。

弊社にお問い合わせいただく際に、採用したい人物像をすでに細かく定義している会社様はそう多くありません。

私もサービスを紹介する前に、必ずどの時期に、幾らで、何名、どのような人を採用したいのかをお聞きして、採用のターゲットのすり合わせをして、しっかりと定めたうえで、最適な媒体の選定と採用手法を提案しています。

採用費用の相場は現在どのくらいかかるものなのでしょうか?

大野氏

現在ではいわゆる平均採用費用が1名採用するにあたり50万円ほどかかると言われています。
昨年まででいうと平均45万円ほどですので、年々費用が上昇しています。
採用コストが年々高まっていく中で、平たい言い方をすれば、安く、うまく採用していくために、採用したい方のディテールを明確にすることがポイントです。

採用したい人物像を明確にしたうえで、採用媒体や自社ホームページ、説明会などにかけるコストの割り振りを適切に分配していくことで、費用対効果を上げていくことができます。

他に重要なポイントはありますか?

大野氏

もう一つ重要なポイントとしては、採用の導線をあらかじめ定めておく必要があるということです。ここでいう採用の導線というのは、各求人媒体を見ていただいたあとの話になります。
採用希望者の動きとして求人媒体を見た後に会社のホームページを見に行くことが採用導線上スタンダードになっています。

そこでいかに会社のビジョンや強み、風土や実際に働く社員の姿など媒体で取得できる情報以外の部分を見せていくのかが非常に大切です。

求人媒体での採用だけでなく、その後ホームページを見に来る前提で採用導線を整備することも採用活動の成功のポイントになるかもしれませんね!

さいごに一言よろしくおねがいします。

大野氏

スマートリクルーティングは現在JOB-AD(ジョブアド)というサービスをメインに取り扱っていまして月々3万円、6ヶ月継続の18万円のプランで提案している採用媒体掲載のサービスなのですが、サービスのご紹介だけでなく採用のお悩みについて様々なご相談に乗らせていただいています。

母集団の形成だけでなく、採用後の育成、定着率のUPという部分も支援しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

大野さん、ありがとうございました!

おわりに

今回のインタビューはいかがだったでしょうか。

コロナ禍を経て旧来の採用手法が通用しなくなった今、改めて自分たちが一緒に働きたいと思う人物像を細かく定めることが非常に重要なポイントになります。

さらに採用媒体のみで採用するだけでなく、自社のホームページに採用希望者が見に来ることがスタンダードとなっている今、採用サイトのリニューアルや制作も視野に採用導線を見直してみることも大切ですね。

今回の記事を参考に今一度自社の採用戦略をしっかりと組み立ててみてはいかがでしょうか。社内だけで検討することが難しい場合は、大野さんや私たちイーラボ!含め、社外の人に相談することも検討してみてください。

この記事が皆様の採用活動の一助になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

スマートリクルーティング株式会社連絡先

会社情報URL:https://www.smart-recruiting.co.jp/

JOB-AD(ジョブアド)サービスURL:https://www.job-ad.work/
JOB-AD(ジョブアド)サービス問い合わせフォーム:https://www.job-ad.work/contact

大野氏

こちらの記事を読んでいただいた方限定で、JOB-AD(ジョブアド)サービスの初期費用3万円が無料になります。お問い合わせフォームに「イーラボ!の記事を読んで問い合わせました」と記入してください。

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執筆者プロフィール

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ナツイ

e-Lab Account Director / Sales
魚屋、タクシードライバー、ITオペレーター、人材系営業の経験を経て新規事業の立ち上げを実施。
フロント営業、クライアント折衝、プロジェクトマネジメント、などデザインコーディング以外の諸々を担う何でも屋。
好きなものは草野球と魚をさばくこと。