目次
はじめに
近年、企業にとってZ世代の採用はますます重要になっています。
しかしながら従来の採用活動では、デジタルネイティブと言われるZ世代の求める価値観やニーズに合致せず、採用に苦戦している中小企業も多いのではないでしょうか?
本記事では、Z世代の特徴とその他世代との比較、Z世代の採用におけるポイント、Z世代に刺さる企業ブランディングについて解説していきたいと思います。
また本記事を執筆するにあたり、Z世代で起業し活躍されている「株式会社AaaS 代表取締役 岡村聖太郎社長」ともディスカッションさせていただきました。
Z世代の考え方やZ世代のマーケターとしてのリアルな視点をお届けできれば幸いです。
企業と学生がコラボして新しい常識を作る長期実践型・インターンシップ
株式会社AaaS
1. Z世代の特徴とその他世代との比較
価値感
「多様性の尊重」「個の尊重」「社会貢献」がキーワード
Z世代は「多様性の尊重」「個の尊重」「社会貢献」の3つの価値観を重視します。多様なバックグラウンドを持つ人を尊重し、個々のユニークな特性や意見に耳を傾けてくれる企業に魅力を感じます。
また社会貢献についても重要です。環境問題や社会課題への取り組みに共感すること、そして積極的に関与している企業に魅力を感じやすいことが上げられます。
キャリアや労働観
短期間での転職とスキルの習得
Z世代は短期間での転職においてもポジティブに捉えています。新しい技術や知識を積極的に取り入れ自らをスキルアップさせたいと考えています。
自分に合った環境や成長機会を求め、多様なキャリアパスを実現するための手段として活用します。
ワークライフバランスと承認欲求
Z世代は仕事と個人生活の調和をとても大切にしています。柔軟な働き方を好んだり、過度な残業は避けプライベートに時間をさけることを重視しています。
また承認欲求が強く、努力や成果に対して適切なフィードバックや評価が求められ、自分の居場所を実感できる環境で働きたいと考えています。
企業選びの基準
価値観のベクトルを一致させる
Z世代は企業を選定する上で、ミッションやビジョンへ共感できることを大変重視しています。合わせて社会貢献活動や環境活動といった社会的に意義の高い活動を実施している企業に魅力を感じます。
給料や福利厚生も大切な要素ではありますが、ブレの無いミッションやビジョンを打ち出し、Z世代の共感を得ていくことがより大切です。
2. Z世代の採用を行うためのポイント
従来の求職者とZ世代の採用活動の違い
情報収集方法とコミュニケーション
Z世代はSNSや動画プラットフォームから情報を収集しています。デジタルマーケティングにより、企業文化や働く環境をリアルに伝えエンゲージメントを高めていくことが求められます。
嘘偽りのない透明性のある情報を適切なSNSツールを使って発信することが、Z世代とのコミュニケーションには必須です。
Z世代を応募に繋げるための施策
SNSでの情報発信と採用サイトでの濃密な情報提供
Z世代の求職者に対して共感を得て応募に繋げることは、何か一つの施策に注力すれば良いというものではありません。
SNSの活用により、社員の声や日常風景といったリアルを共有し企業文化を伝えていく努力が不可欠です。
動画やストーリーズを使い、効果的な訴求に繋げてください。 そして採用サイトを活用し、興味喚起した内容をより詳しく深堀したコンテンツを提供して会社の事をさらに知ってもらいましょう。
視覚的に分かりやすく、もっと知りたいをデザインすることで、応募時点で会社のファンになってもらうことが大切です。
学生向けイベントの開催
インタラクティブで参加型の体験を提供することも非常に効果的です。
今回お話しさせていただいた岡村聖太郎社長が率いる株式会社AaaS様では、企業と学生がコラボレーションする実践型インターンシップサービスやワークショップを提供し、高い効果と実績を上げています。
このように、企業文化や働き方を直接体験できるインターンシップやワークショップなどを提供することで、Z世代の関心や信頼を高めていくことに繋がります。
Z世代の目線から見た面接官
親しみやすい態度と熱意がカギ
Z世代はフランクでオープンな態度で接してくれる面接官に好意を持ちます。対等な立場で対話し、会社や仕事への情熱を伝えてくれることでストーリーに惹きこまれます。
Z世代に対して特別な対応をとるのではなく、同じ目線で話をすることで、候補者に共感してもらうことを心がけてください。
3. Z世代に刺さる採用ブランディング
情報の入口はSNSツール
InstagramやTikTokの活用
Z世代の採用の場で、もはやSNSを利用しないという選択肢はありません。SNSの活用を検討する、検討しないというレベルではなく活用がマストなのです。
たくさんの選択肢がある中で、InstagramやTikTokは採用に適していると言えます。
ショート動画やストーリーを通じて企業文化や働き方を直感的に感じてもらいやすいからです。
求める人物像をしっかりと定め、その人物に対して自社がどのような会社なのか、可能な限り解像度を上げて伝えていくことが有効です。
決して踊ってみたり、ふざけてみたり、「バズる」ことを狙った投稿は良くありません。
逆効果となってしまいますので、自社がどのような会社なのかを伝えることに注力してください。
そしてSNSによって求職者に興味を持っていただいた後は、さらに詳しい情報の受け皿が必要です。
この受け皿が即ち「採用サイト」となります。
情報発信ツールと採用サイトの役割を正しく理解し、自社ならではの採用競争力を身につけてください。
この競争力を得られるかどうかが、Z世代の採用に成功するか否かのポイントとなります。
まとめ
Z世代の採用は従来の採用方法とは異なるアプローチが必要です。
Z世代の特徴をしっかりと理解し、彼らが求める情報を適切なプラットフォームを使って届ける必要があります。
また一度発信したらそれで終わりではありません。
定期的に情報をアップデートし、リアルな会社の状況を発信していきましょう。
ご相談
Z世代の採用についてお困りの方は、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。
担当者名
夏井・清水
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