「サイトってどんな流れで作られるのだろう…」
こんな疑問を持ったことはありませんか。
この記事では、制作会社にサイト制作の依頼した際の主な流れを「企画編」「制作編」「運用編」に分けてご紹介します。
全体像を把握することで、事前に何が必要なのか、どのくらい時間がかかるのか、ポイントは何かの目安になると思います。
ウェブに苦手意識のある方、ウェブに馴染みのない方にもお分かりいただけるように解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
企画編
Webサイトを制作する前に、まずは企画を考える必要があります。サイト制作といえばデザインやコーディングといった、制作編をイメージされる方が多いと思いますが、実は企画編が最も重要です。
企画の主な工程を見ていきましょう。
サイトの目的や目標を定める
まずは、サイトを制作する目的や目標を明確にすることが大切です。
みなさんが現在、制作を考えているサイトの目的や目標は明確になっていますでしょうか。
例えば、採用サイトの場合は、目的は「求人応募の促進」や「求職者へのブランディングの確立」、目標は「応募者数○割増加」や「訪問者数やページの回遊率」などが考えられます。
目的や目標を明確にしておくことで、後の制作や運用の段階で適切な施策を考えることが可能です。
ターゲット層を定める
誰に向けたサイトなのか、ターゲットを絞って定めることも不可欠です。
サイトを訪れる人たちの属性や興味関心を考慮していきます。
例えば、新卒をターゲットとした採用サイトの場合、10代~20代は圧倒的にスマホからの閲覧が多くなります。なので、スマホ画面でも見やすく分かりやすいレイアウトを設計する必要があるのです。
このようにターゲット層に合わせたデザインやコンテンツを用意することで、より効果的なサイトを制作できます。
ページの構成を組み立てる
サイトのページ構成を考えることも重要です。
定めた目的や目標、ターゲットをもとに、トップページにはどんなコンテンツを置くべきか、どんなページをどんな階層構造で配置すべきか、リンクでどことどこをつなぐのが適切か等を設計していきます。
ページ構成を明確にしておくことで、後の制作編で必要なページやコンテンツを用意できます。
制作編
企画編が終わってから、ようやく制作に移ります。
制作編では、以下のようなことを考えます。
デザインを作成する
サイトのデザインは、訪問者に与える印象を左右します。
デザインを考える際には、トレンドや与えたいイメージはもちろんですが、企画編で決めた目的やターゲット層やページ構成を考慮することが非常に重要です。
単に「カッコイイ」「自分好み」なサイトではなく、本来の目的に対して効果のあるサイト作りが重要です。
コーディングする
サイトのデザインをHTML、CSS、JavaScriptなどの言語でコーディングしていきます。
最近は、WordPressなどのCMS(コンテンツマネジメントシステム)を使うことも多くなっており、自身で更新しやすいサイト設計も可能です。
表示速度や機能性、端末ごとで表示崩れがないか等、設計とテストをしっかりと行う必要があります。
運用編
サイトの制作が完了したら、次は運用に移ります。
運用編では、以下のようなことを考えます。
SEOを考慮する
サイトを検索エンジンの上位に表示させるために、SEO対策が必要です。
例えば、キーワードの選定やメタタグの設定、サイトマップの作成などが挙げられます。
詳しいSEO対策についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
コンテンツを更新していく
サイトを定期的に更新することで、訪問者を引きつけることが可能です。
例えば、企業の新商品や新サービスの紹介、イベント情報などの更新を定期的に行うことで、SEO対策にもつながる他、定期訪問者を見込め、より効果の高いサイトとなります。
アクセス解析をする
サイトのアクセス解析を行うことで、訪問者の動向や課題を把握できます。
アクセス解析の結果を踏まえ、運用を改善していくことが大切です。
定めた目的目標に対してどのくらいの成果が出ているのか、どんな改善が必要なのか実際の通知をもとに適切な施策を打つことができます。
まとめ
以上が、Webサイト制作の主な流れになります。
企画編、制作編、運用編の各段階で、目的や目標、ターゲット層、ページ構成を考慮し、訪問者のニーズに合わせたサイトを制作することが重要です。
また、サイトは制作しただけでは終わりではありません。
運用を通じて、常に改善を続け、訪問者に価値を提供することが求められます。
サイト制作を依頼する際は、全体の流れについてポイントをふまえて知っておくことで、どんな点を強みとした制作会社が適切なのか、どこまで担ってもらう必要があるのかをしっかりと判断していきましょう。